macOSとLinuxでMathLMのライセンス情報を更新する方法
MathLMライセンスマネージャは,ネットワーク上のクライアントマシンにインストールしたMathematicaにライセンスを配布するために使われます.
Mathematicaを新しいメジャーバージョンにアップデートした後は,MathLMもそれに対応した,またはそれ以降のバージョンにアップグレードする必要があります.WindowsおよびmacOSとLinuxにおける手順をご覧ください.
新しいライセンス情報を使ってMathLMを動作させるためには,必要な情報をすべて揃え,現在のMathLMの使用を中止し,ライセンス情報を更新してアプリケーションを再起動しなければなりません.
- ユーザポータルでアクティベーションキーを入手します.
- ターミナルで,MathLMのインストールフォルダまで移動します(デフォルトでは,macOSは/Usr/local/Wolfram/MathLM,Linuxは/usr/local/Wolfram/MathLMです).
- 下のコマンドを実行してMathIDを取得します:
./mathlm -mathid
- パスワードを生成するためには,ユーザポータルのパスワードの生成フォームに,アクティベーションキーと上で取得したMathIDを入力します.「パスワードを生成」というボタンをクリックすると,新しいパスワードが生成されます.
これでMathLMのライセンス情報を更新する準備ができました.
- 現在実行中のMathLMのプロセスを中止するためには,以下のコマンドを実行してプロセスIDを見付けます.
ps -A | grep mathlm
- MathLMのプロセスIDを使って,以下のコマンドでプロセスを終了します.
kill -9 <processid>
- MathLMのインストールディレクトリで,mathpassファイルのコピーを作成し,「mathpass.old」という名前を付けます.
- vimやEmacs等のテキストエディタを使って,MathLMのインストールディレクトリにあるもとのmathpassファイルを開きます.
- このファイルの2列目のMathIDが上で取得したものと同じであることを確認してください.
- 3列目のアクティベーションキーが上で入手したものと同じであることも確認してください.同じでない場合は,新しいキーに更新してください.
- mathpassの最後の列の以前のパスワードを,ステップ3で生成したパスワードで置き換えてください.
- mathpassファイルを保存します.
- 次のコマンドを実行してMathLMを再起動します.
./mathlm
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