mathpassファイルの内容の意味
mathpassはWolfram製品のライセンス情報を保存するテキストドキュメントです.お客様のmathpassファイルはシステム上の3か所のいずれかにあります.
一般的なmathpassファイルの構造
mathpassファイルは一般に次のように4つの項目が1行に書かれています.
ホスト名 MathID アクティべーションキー パスワード
次のような内容を持つmathpassファイルを見てみましょう.
myComputer 1111-11111-11111 1234-5678-ABCDEF 2222-222-222:2,2,8,8:9:20211231
- 「myComputer」は,Wolfram製品がインストールされたマシン名です.
- 「1111-11111-11111」は,Wolfram製品がそのマシンを認識するMathID番号です.
- 「1234-5678-ABCDEF」はアクティべーションキーです.
- 「2222-222-222:2,2,8,8:9:20211231」は,ライセンスの詳細を指定するパスワードです.
MathLM Serverを参照するmathpassファイルの構造
MathLMからライセンス情報を取得すると,mathpassにはサーバ名の前に感嘆符が付いただけの行が含まれます.例えば,以下のような形になります.
!mathlmhost
複数行からなるmathpassファイル
Mathpassファイルにはいくつかのライセンスからの情報が含まれる場合があり,それぞれが別々の行に保存されます.Wolfram製品が複数行からなるmathpassファイルを参照する場合,各行を順に使ってアクティベートを試みます.
!mathlmhost
myComputer 1111-11111-11111 1234-5678-ABCDEF 2222-222-222:2,2,8,8:9:20211231
myComputer 1111-11111-11111 1234-5678-ABCDEF 2222-222-222:2,2,8,8:9:20211231
このmathpassを使うWolfram製品はまずMathLMサーバ「!mathlmhost」を使ってアクティベートを試みます.それがうまくいかない場合には,パスワード「2222-222-222:2,2,8,8:9:20211231」と2行目に書かれている残りのアクティべーションの情報を使ってアクティベートを試みます.
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