Javaのヒープ領域を増やす方法
Javaのヒープ領域を増やすと,J/Link でより多くのメモリが使用できるようになります.これは,J/Link で通常アクセスできる量以上のメモリが必要である場合に便利です.Mathematica でのJavaのヒープ領域を増やすには, Javaの仮想マシンを特別の引数で再起動します.
WindowsあるいはLinuxでは,Mathematica を開き,以下を実行します.
<<JLink`;
InstallJava[];
ReinstallJava[JVMArguments -> "-Xmx512m"]
Macでは,Mathematica を開き,以下を実行します.
<<JLink`;
InstallJava[];
ReinstallJava[CommandLine -> "java", JVMArguments -> "-Xmx512m"]
J/Link が追加のヒープ領域にアクセスするためには,Mathematica を再起動するときや新しいカーネルを起動するときに,必ずこのコードを評価しなければなりません.
Mathematica の起動時に自動的にこのコードが評価されるようにするには,このコードを Mathematica のinit.mファイルに加えます.