Mathematica 14.0をデフォルト設定に戻すことによって,よくある問題を修正する方法
$BaseDirectory
,$UserBaseDirectory
,$LocalBase
,$CacheBaseDirectory
をWolframノートブックで評価して調べることができます.Windows
Windowsでクリーンスタートを行う場合は,CtrlキーとShiftキーを押した状態でMathematicaを起動します.Mathematicaの画面が表示されるまで,キーは押したままでいてください.これがうまくいかない場合には,コンピュータから手作業でBase Directory,User Base Directory,Local Base Directory,Cache Base Directoryを削除することによって,クリーンスタートを行うこともできます.
デフォルトではこれらのディレクトリは以下の場所にあります.
- C:\ProgramData\Mathematica
- C:\Users\<user>\AppData\Roaming\Mathematica
- C:\Users\<user>\AppData\Local\Wolfram
- C:\Users\<user>\AppData\Roaming\Wolfram
- C:\Users\<user>\AppData\Local\Mathematica
<user>は使用されているコンピュータでのユーザ名です.
コンピュータによっては,これらのフォルダが隠されている場合があります.使用中のアカウントで隠しファイルが見えるようにする方法については,こちらをご覧ください.
macOS
Macでクリーンスタートを行う場合は,OptionキーとShiftキーを押した状態でMathematicaを起動します.Mathematicaの画面が表示されるまで,キーは押したままでいてください.これがうまくいかない場合には,コンピュータから手作業でBase Directory,User Base Directory,Local Base Directory,Cache Base Directoryを削除することによって,クリーンスタートを行うこともできます.デフォルトでこれらのディレクトリは以下の場所にあります.
- /Library/Mathematica
- ~/Library/Mathematica
- ~/Library/Caches/Wolfram
- ~/Library/Wolfram
コンピュータによっては,これらのフォルダが隠されている場合があります.隠しフォルダに行き着くには,Finderアプリケーションを開きます.Command + Shift + Gを押してファイル検索ダイアログを開き,「~/Library/Mathematica/」を入力します.するとFinderが隠されたフォルダを開きます.
Linux
Linuxでクリーンスタートを行う場合は,使用中のターミナルで以下のコマンドを実行することによってMathematicaを起動します.
mathematica -cleanstart
これがうまくいかない場合には,コンピュータから手作業でBase Directory,User Base Directory,Local Base Directory,Cache Base Directoryを削除することによって,クリーンスタートを行うこともできます.デフォルトでこれらのディレクトリは以下の場所にあります.
- /usr/share/Mathematica
- ~/.Mathematica
- ~/.Wolfram
- ~/.cache/Wolfram
これでも問題が解決しない場合は,Wolframテクニカルサポートまでご連絡ください.
[English]