WindowsでMathLMのライセンス情報を更新する方法
MathLMライセンスマネージャは,ネットワーク上のクライアントマシンにインストールしたMathematicaにライセンスを配布するために使われます.
Mathematicaを新しいメジャーバージョンにアップデートした後は,MathLMもそれに対応した,またはそれ以降のバージョンにアップグレードする必要があります.WindowsおよびmacOSとLinuxにおける手順をご覧ください.
MathLMをアップグレードし,新しいライセンス情報を使って起動するためには,MathLMのインストーラと必要な情報をすべて揃え,現在のMathLMサービスの使用を中止し,新しいMathLMをインストールしてサービスを再起動しなければなりません.MathLMのインストール中に,以前のバージョンのMathLMをアンインストールし,Mathematicaのライセンス情報を更新するよう求められます.
MathLMライセンスの更新
ライセンス情報を更新するためには,アクティベーションキー,MathID,新しいパスワードが必要です.
- ユーザポータルでアクティベーションキーを入手します.
- 管理者権限で開いたコマンドプロンプトで,MathLMのインストールフォルダまで移動します(デフォルトではC:\Program Files (x86)\Wolfram Research\MathLM).
- 下のコマンドを実行してMathIDを取得します.
mathlm -mathid
- パスワードを生成するためには,ユーザポータルのパスワードの生成フォームに,上で取得したアクティベーションキーとMathIDを入力します.「パスワードを生成」というボタンをクリックすると,新しいパスワードが生成されます.
これでMathLMのライセンス情報を更新する準備ができました.
- 現在実行中のMathLMのプロセスを中止するためには,以下のコマンドを実行してプロセスIDを見付けます.
mathlm -uninstall
- mathpassファイルのコピーを作成し,「mathpass.old」という名前を付けます.
- Notepad等のテキストエディタを使って,もとのmathpassファイルを開きます.
- このファイルの2列目のMathIDが上で取得したものと同じであることを確認してください.
- 3列目のアクティベーションキーが上で入手したものと同じであることも確認してください.同じでない場合は,新しいキーに更新してください.
- mathpassの最後の列の以前のパスワードを,ステップ3で生成したパスワードで置き換えてください.
- mathpassファイルを保存します.
- 次のコマンドを実行してMathLMを再起動します.
mathlm -install
[English]