制御プロセスおよび計算プロセスとは
制御プロセスとは,計算プロセスの入力,出力,スケジューリングを扱うWolframカーネルあるいはフロントエンドのことです.$MaxLicenseProcesses
を評価すると,お客様のライセンスで利用できる制御プロセスの数がチェックできます.計算プロセス(「サブカーネル」ともいわれます)は,制御プロセスカーネルのみから入力を受け付け,制御プロセスカーネルのみに出力を返しながら,計算を実行するカーネルです.並列機能が呼び出されると,それぞれの制御プロセスでこのようなサブカーネルがいくつも起動します.
スタンドアロンのそれぞれのMathematicaセッションでは1つの制御プロセスを使い,利用可能な数までのサブカーネルを起動することができます.利用可能なサブカーネルの数は,マシン上で利用できるコアの数およびお客様のライセンスで許可されている数で決められています.マシン上で利用できるコアの数は$ProcessorCount
を評価して調べることができます.2つのセッションを同時に実行すると,標準的な”2,2,8,8”のシングルユーザライセンスで利用できるプロセスすべてを使うことになります.3つ目のセッションを開始すると,追加のアクティベーションキーが要求されるか,カーネルライセンスの利用不可メッセージが表示されるかします.
MathLMを使うと,制御プロセスはMathematicaを同時に使うことのできるネットワークユーザの数(利用可能なクライアントシート)になります.MathLMの計算プロセスはクライアントが使えるサブカーネルの合計数です.
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