Annuityを使って住宅ローンやローンを計算する方法
TimeValue式は,それぞれの支払額,支払い年数,支払いと支払いの間の時間,利率について,Annuityの現行値を表すことができます.
月々の住宅ローンの支払額を求めるには,現行値がローンの総額と等しいという式を設定します.
関数Solveを使って,支払額についての方程式を解きます.
これで,他の変数について,支払額の値の代数的な答が返されます.Solveは,結果を規則のリストという形で返します.
Solveは数の計算に使うこともできます.例えば,5.2%の名目金利で30年間に渡って償却される $200,000の住宅ローンの支払額を計算するには,以下を評価します.
Solve[TimeValue[Annuity[payments, 30, 1/12], EffectiveInterest[.052, 1/12], 0] == 200000, payments]
{{payments -> 1098.22}}
支払いの数等,別のパラメータについて解くこともできます.利率8%で毎月$200支払った場合に$10,000のローンを完済するのに必要な年数を求めるためには,以下を評価します.
Solve[TimeValue[Annuity[200,periods, 1/12], .08, 0] == 10000,periods]
{{periods -> 5.04369}}
$5,000のローンを3年で完済するのに支払わなくてはならない月々の額を計算するには,以下を評価します.
Solve[TimeValue[Annuity[payments, 3, 1/12], .08, 0] == 5000, payments]
{{payments -> 156.039}}
$3,000のローンを四半期ごとの5年間の分割払いで,各四半期の終りに支払って返済するとします.年に2回の複利計算で利率が10%であるとすると,各四半期の支払額は,以下のコードを使って求めることができます.
Solve[TimeValue[Annuity[payments, 5, 1/4], EffectiveInterest[.1, 1/2], 0] == 3000, payments]
{{payments -> 191.888}}
Solveは,2つのパラメータ間の関係について解くこともできます.例えば,支払額を利率に関係付ける関数を求めて,その関係をプロットすることができます.
relationship = First[Solve[ TimeValue[Annuity[payments, 5, 1/4], interest, 0] == 3000, payments]]
Plot[payments /. relationship, {interest, 0, 10}]
[English]