Wolfram Computation Meets Knowledge

手作業でプロット上の目盛マークを編集する方法

Ticks オプションを使うと,プロットの座標軸上にある目盛やラベルを指定することができます.このオプションは,Wolfram言語のプロットのほとんどすべてについて使うことが可能です.以下に,このオプションを使って目盛マークを編集する例をいくつかご紹介します.

LogPlotで指数目盛を作成する

Wolfram言語は,自動的にプロットに目盛マークのラベルを追加したり配置したりします.以下のLogPlotを見てみましょう.

LogPlot[E^x, {x, 0, 10}]

指数を使って垂直の目盛マークを付けたいという場合には,まず目盛の位置とそのそれぞれに使いたいラベルのリストを作成します.

tickSpecification = Table[{10^i, Superscript[10, i]}, {i, 1, 4}]

これでペアの値のリストが作成されます.

{{10, Superscript[10,1]}, {100, Superscript[10,2]}, {1000, Superscript[10,3]}, {10000, Superscript[10,4]}}

この目盛指定をLogPlotTicksオプションに使います.

LogPlot[E^x, {x, 0, 10}, Ticks -> {Automatic, tickSpecification}]

Ticksは2つの引数のリストを取ります.この例における最初の要素は,Automaticです.これでWolfram言語に水平の目盛マークを自動選択するように指示します.

リストの2つ目の要素は,垂直の目盛マークの指定です.上のコードで指数目盛の付いたLogPlotを作成します.

回転された目盛

以下のプロットで,数字を回転させた垂直の目盛マークを付けたいとします.

Plot[Sin[x], {x, 0, Pi}]

これは,指数目盛を作成した最初の例に似ています.まず,数字とラベルのペアのリストをTableコマンドを使って作成します.それぞれの数字をPi/2ラジアンだけ回転したラベルとペアにできます.

tickSpecification = Table[{i, Rotate[i, Pi/2]}, {i, {0.25, 0.5, 0.75, 1}}]

Tableコマンドは,数字のペアのリストを作成します.それぞれのペアの2つ目の要素は回転されています.新しい目盛指定をプロットに適用します.

Plot[Sin[x], {x, 0, Pi}, Ticks -> {Automatic, tickSpecification]}]

目盛マークの位置はデフォルトとは異なっていることに注意してください.目盛マークを回転させるためには,まず目盛を選択してから,それを回転させます.

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