Wolfram製品の中でチャットノートブックを使う方法
Wolfram製品の中でチャットノートブックまたはその他の大規模言語モデル(LLM)関連の機能を使うためには,LLMサービスプロバイダの有効なサブスクリプションが必要です.
お使いになれるLLMサービスプロバイダには以下が含まれます.
- Wolfram Notebook Assistant + LLM Kit
- OpenAI
- Anthropic
- Gemini
- Aleph Alpha
- Cohere
- DeepSeek
- Groq
- Mistral AI
- Together AI
- お客様のマシンにローカルにインストールされている任意のLLM
Wolfram製品の中では,WolframのLLM Kitをお使いになることをお勧めします.LLM KitはWolfram言語に組み込まれているそれぞれのLLM関数について最も適切な個別のモデルを提供するだけでなく,LLMベースのWolfram言語のコーディングや問題解決に役立つWolfram Notebook Assistantを含んでいます.
Wolfram LLM Kit
- Wolfram Notebook Assistant + LLM Kitをサブスクライブしてください.
- こちらの設定方法に従ってください.
これでLLM Kitが設定されました.
その他のLLMサービスプロバイダ
Wolfram製品の中で外部のサービスプロバイダを使ってチャットノートブックまたはその他の大規模言語モデル(LLM)関連の機能を使用するためには,以下のことが必要です.
- サポートされるチャット/生成モデルのサービスプロバイダのアカウントを作成する
- 必要に応じてそのプラットフォームについての支払い情報を提供する
- サービスプロバイダのAPIプラットフォームでAPIキーを作成する
- このAPIキーをデスクトップまたはクラウドのWolfram製品に保存する
サービスプロバイダは通常,API呼出しそれぞれについて課金するのでご注意ください.
サービスプロバイダのアカウントを作成する
- 上記のリストからサービスプロバイダのWebサイトを開きます.
- 指示に従ってアカウントを作成してください.
サービスプロバイダへの支払い情報を設定する
ほとんどのサービスプロバイダは,指定された範囲内のサービスの使用は無料で提供しています.この範囲を超える場合は,課金のプランを設定して支払情報を提供することが必要になります.詳細は,各プロバイダのページをご覧ください.
チャットおよび生成モデルのサービスプロバイダは支払い請求プロセスを変更する可能性があります.
サービスプロバイダのAPIキーをWolframデスクトップ製品に加える
- メニュー項目の「編集」►「環境設定」の「AI設定」をクリックし,「ノートブック」タブを選びます.
-
「大規模言語モデルサービス」のドロップダウンメニューを開いて,登録したサービスプロバイダを選びます.
- サービスプロバイダがすでに使えている場合は,これ以上のステップは必要ありません.そうでない場合は,「モデルリストに接続」をクリックします.Wolfram Connectorウィンドウが開きます.
- 赤い「Go to (service provider)」のボタンをクリックします.ここで(service provider)はお客様が選択したサービスプロバイダです.
- サービスのアカウントで,新規のAPIキーを作成します.
- 新規のAPIキーをコピーし,WolframConnectorダイアログのAPIキーのフィールドにペーストします.将来このキーを再利用したい場合は「Save this connection」を選んでください.
- 「Agree and Continue」ボタンをクリックします.
これでチャットノートブックおよびその他のLLM関連の機能が使えるようになりました.
異なるAPIキーを入力する場合は,手順2から8を繰り返してください.
サービスプロバイダのAPIキーをWolframクラウド製品に加える
- Wolfram Cloudアカウントにログインしてください.
- チャットノートブックを開きます.
- 「Chat Settings」をクリックします.
- 「Direct Service Connections」のポッドを開きます.
- 使用したい外部サービスプロバイダの「Connect」ボタンをクリックするとWolfram Connectorウィンドウが開きます.
- 赤い「Go to (service provider)」のボタンをクリックします.ここで(service provider)はお客様が選択したサービスプロバイダです.
- サービスのアカウントで,新規のAPIキーを作成します.
-
新規のAPIキーをコピーし,WolframConnectorダイアログのAPIキーのフィールドにペーストします.将来このキーを再利用したい場合は「Save this connection」を選んでください.
- 「Agree and Continue」ボタンをクリックします.
- チャットノートブックおよびWolfram言語のLLM関数でこのサービスプロバイダをデフォルトとして使用したい場合は,「Default Service for LLM Functions & Chat Notebooks」をそのように設定してください.
これでチャットノートブックおよびその他のLLM関連の機能が使えるようになります.
異なるサービスプロバイダに接続したい場合は,ステップ3から10を繰り返してください.
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