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WindowsにwebMathematicaをインストールする方法

webMathematicaを使うためには,Java,Servletコンテナ,およびMathematicaがシステムにインストールされていなければなりません.このガイドでは,WindowsにwebMathematicaをインストールして実行するステップについてご説明します.

  1. Javaの設定
  2. Tomcatの設定
  3. Mathematicaの設定
  4. Tomcatユーザがライセンスファイルにアクセスできるようにする方法
  5. webMathematicaをインストールして設定する方法
  6. フロントエンドをテストする方法

 

Javaの設定

Javaインストーラをダウンロードして実行します.
 

Tomcatの設定

インストール

  1. Tomcatインストーラをダウンロードして実行します.Windows Service Installer apache-tomcat-N.M.QQ.exeのダウンロードをお勧めします(N.M.QQとはダウンロードしたTomcatのバージョン番号を表します).
  2. ユーザアカウントを作成してTomcatサーバを実行することをお勧めします.通常このサーバは「tomcat」と呼ばれます.
  3. 「スタート」メニューから「Apache Tomcat」の「Configure Tomcat」アプリケーションを開きます.
  4. Tomcatサーバのアカウント情報を設定するために,「Log On」タブを選びます.
  5. 「This account」を選び,アカウント情報を入力します.
  6. 「Apply」をクリックして,変更を適用します.
  7. Tomcatサーバを起動するために,「General」タブに戻ります.
  8. 「Start」ボタンをクリックします.
  9. 「OK」をクリックしてアプリケーションを閉じます.

Tomcatのテスト

Webブラウザを開き,「localhost:8080」にアクセスします.Tomcatが正しく設定されている場合には,以下と同じようなページが開きます.

考えられる問題

  • コンピュータのファイアウォールがTomcatへのリクエストをブロックしている場合があります.Tomcatはデフォルトでポート8080上で実行されます.Tomcatサーバを実行しているシステム上でTCPパケットが受信できるようにポートを開いてください.
  • Javaがデフォルト以外の場所にインストールされている場合には,環境変数JAVA_HOMEを設定して,Javaのインストールの位置をTomcatに知らせてください.
  1. コントロールパネルを開き,「システム」で検索します.

  2. 「環境変数の変更」をクリックします.「システムのプロパティ」のダイアログが表示されます.

  3. 「環境変数」ボタンをクリックします.

  4. システム変数の「新規」ボタンをクリックします.「新しいシステム変数」ウィンドウが開きます.変数名に「JAVA_HOME」と記入し,Java JDKのインストール場所を「変数値」とします.

  5. どちらかのウィンドウで「OK」ボタンをクリックし,ウィンドウを閉じます.

 

Mathematicaの設定

Mathematicaをインストールし,Mathematicaをアクティベートしてから,Mathematicaのライセンス情報を,使用しているマシンで大域的にアクセスできる場所に置きます.

インストール

WindowsにMathematicaをインストールする方法の手順に従ってください.

アクティべーション

オンラインまたは手動のアクティべーションを使って,Mathematicaをアクティベートします.
 

Tomcatユーザがライセンスファイルにアクセスできるようにする方法

Mathematicaはデフォルトでそのライセンス情報をユーザ固有の場所にあるmathpassファイル内に置きます.使用している「tomcat」アカウントでライセンス情報にアクセスできるようにするには,mathpassファイルを大域的にアクセス可能なMathematicaのベースディレクトリにコピーして,すべてのアカウントがファイルを読み取れるようにパーミッションを設定します.

  1. mathpassファイルの場所を調べたい場合には,Mathematicaで以下を評価します.
    $PasswordFile
  2. ベースディレクトリの場所を調べたい場合には,以下を評価します.
    $BaseDirectory
  3. $PasswordFileにあるmathpassをコピーして,$BaseDirectoryにあるLicensingサブディレクトリにこれを貼り付けます.これらのディレクトリにアクセスするには,Windowsの隠しファイルや隠しフォルダを表示する必要があるかもしれません.

 

webMathematicaをインストールして設定する方法

インストール

  1. ダウンロードしたwebMathematicaのwebMathematica.zipファイルを探し,Tomcatのインストールディレクトリ(通常C:Program FilesApache Software FoundationTomcat 8.0)の“webapps”サブディレクトリに展開します.
  2. 「Configure Tomcat」アプリケーション内でTomcatサーバを再起動します.

テストとトラブルシューティング

webMathematicaパッケージには,テスト用のWebページがいくつか含まれています.

  1. ブラウザで「localhost:8080/webMathematica」を指定します.
  2. 「Hello World」の例をクリックします.
  3. 「Hello World」がうまく作動しない場合には,Tomcatのインストールディレクトリの「logs」サブディレクトリにあるwebMathematica.logファイルにエラーメッセージがないかどうかをチェックします.

    考えられる問題

    ログファイルでエラー....com.wolfram.kerneltools.state.StateMachine [ERROR] Could not find MathLink executableを探します.このエラーが生じた場合,webMathematicaがMathematicaカーネルの実行ファイルを見付けられなかったことを示しています.このエラーは,Mathematicaを非標準的な場所にインストールした場合,あるいはwebMathematicaのバージョンが推奨されるバージョンのMathematicaと一緒に使われていない場合に起ります.例えば,webMathematica 3.4.3がMathematica 11.3用にリリースされましたが,このwebMathematicaは,実行ファイルをMathematicaのインストールディレクトリ内に見付けようとします.

    正しいバージョンのMathematicaと一緒に使われるようにするには,webMathematicaを設定する必要があります.

    1. テキストエディタで<Tomcat_Install>/webapps/webMathematica/WEB_INF/MSPConfiguration.xml<Tomcat_Install>はTomcatのインストールディレクトリ)を開きます.
    2. 以下のセクションを見付けます.
    3. <KernelPool>
            <KernelPoolName>General</KernelPoolName>
            <URLPattern>/*</URLPattern>
      </KernelPool>
    4. このセクションを編集し,以下のように変更します.
      <KernelPool>
            <KernelPoolName>General</KernelPoolName>
            <KernelExecutable>
            C:\Program Files\Wolfram Research\Mathematica\10.4\MathKernel
            </KernelExecutable>
            <URLPattern>/*</URLPattern>
      </KernelPool>
    5. 注意:ここでは,Mathematica 11.xがC:Program FilesWolfram ResearchMathematica11.xにインストールされているものとしています.インストールディレクトリが異なる場合には,その使用したインストールディレクトリで置き換えてください.

    フロントエンドをテストする方法

    webMathematicaのベースWebページから, 「Plot Example」を選びます.ページが開いたら,「Plot」ボタンをクリックします.

    システムによっては,プロットの代りにFrontEndError: ExportString failed: -Graphics-が表示されることがあります.これは,Mathematicaのフロンドエンドが起動しなかったことを示している場合もあります.

    Windowsでは,Tomcatサーバによって起動されたMathematicaカーネル等のように,非インタラクティブなユーザに割り当てられるメモリの量が限られています.そのようなカーネルがMathematicaのフロントエンドを必要とする計算を行わなければならない場合には,このメモリ割当ての設定により,フロントエンドが起動しないことがあります.

    使用可能なメモリを増やすためには,非インタラクティブなユーザにもインタラクティブなユーザと同じ量のメモリを使用できるようにする必要があります.

    1. レジストリの項目を探します.
      HKEY_LOCAL_MACHINESystemCurrentControlSetControlSession Manager
      SubSystemsWindows
      
      %SystemRoot%system32csrss.exe ObjectDirectory=Windows
      SharedSection=1024,3072,512 Windows=On SubSystemType=Windows
      ServerDll=basesrv,1 ServerDll=winsrv:UserServerDllInitialization,3
      ServerDll=winsrv:ConServerDllInitialization,2 ProfileControl=Off
      
      MaxRequestThreads=16 
    2. SharedSection変数に提供されている3つ目の変数を削除します.つまり上の例では,「1024,3072,512」を「1024,3072」で置き換えてください.

    [English]

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