Finance Platformのデフォルト設定をリセットして,よくある問題を修正する方法
Finance Platform のインストールで起る問題の多くは,その環境設定をリセットすることによって修正できます.環境設定をクリアしてから Finance Platform を起動すると,Base DirectoryとUser Base Directoryにある内部ファイルが削除され,新しく作り直されるため,デフォルト設定に戻されます.
設定を自動的にリセットする
Base DirectoryとUser Base Directoryに何らかの設定を保存してある場合は,Finance Platform をリセットする前にそれらの設定のコピーを取っておいてください.init.mファイルを編集した場合には,編集されたファイルはこれらのディレクトリに入っています.
Windowsで Finance Platform の設定をデフォルト設定にリセットする場合には,CtrlキーとShiftキーを押した状態で Finance Platform を起動します.キーはウェルカムスクリーンが表示されるまで押し続けてください.
手動で設定をリセットする
自動的に設定をクリアしても問題が解決されない場合は,使用しているコンピュータのBase DirectoryとUser Base Directoryを削除して,手動でクリーンスタートしてみてください.
ご使用のコンピュータに Time Series パッケージ,Mathematica Link for Excel Link パッケージ等のパッケージがインストールされている場合は,これらのパッケージのバックアップを取っておいてください.ディレクトリを削除してから,もう一度これらのパッケージをインストールする方法を取ることもできます.
ベースディレクトリを削除した場合には,もう一度 Finance Platform をアクティベートしなければなりません.お客様のすべてのWolfram製品のアクティべーション情報には,Wolframユーザポータルを通してアクセスすることができます.
Windows 7およびVistaでは,ベースディレクトリは以下の場所にあります.
- C:\ProgramData\Mathematica
- C:\Users\<user>\AppData\Roaming\Mathematica
<user>は,ご利用になっているコンピュータでのお客様のユーザ名です.
Windows XPでは,ベースディレクトリは以下の場所にあります.
- C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\Mathematica
- C:\Documents and Settings\<user>\Application Data\Mathematica
<user>は,ご利用になっているコンピュータでのお客様のユーザ名です.
これらのファイルは,非表示になっていることがあります.その場合は,コントロールパネルから隠しファイルを表示するように設定を変えてください.
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