ライセンスを更新してもMathematicaがライセンス期限切れのメッセージを表示する理由
MathLMを使ったネットワークライセンスまたは個人ライセンスで,Mathematicaのライセンス情報が更新されると,mathpassファイルに新しい行が追加されます.
Mathematicaは起動の際にmathpassファイルを見て本当に起動してよいのかを判断します.Mathematicaが起動できるのは,mathpassファイル中のすべての行において許可されている同時プロセスの最大数にまだ達していない場合です.Mathematicaはmathpassファイル中で,起動を許可するような最初の行を見付け,その行に記述されている条件を起動のために使います.
mathpassファイルの中に期限日が迫っている行があり,Mathematicaがその行を起動に使った場合,期限日が迫っていない他の行が使用可能であったとしても,Mathematicaはライセンスの期限についての警告メッセージを表示します.期限日が過ぎた行がある場合は,Mathematicaは起動の際にその行を無視します.
期限日が迫っていない行でmathpassファイルが更新されていたら,Mathematicaが表示するいかなる期限切れのメッセージも無視して問題ありません.このメッセージはその期限日が過ぎると表示されなくなるからです.このメッセージをすぐに削除したい場合は,mathpassファイルでその期限日を含む行を削除するか,この行をファイルの一番下に移動するかしてください.
Mathematicaをアクティベーションキーでアクティベートした場合は,直接mathpassファイルを開き編集することができます.Mathematicaで次を評価してください.
SystemOpen[$PasswordFile]
MathematicaをMathLMでアクティベートするサイトの場合は,サイトの管理者にMathLMのmathpassファイルの更新をリクエストしてください.
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