FinancialDataが過去のデータとして予期しない値を返す場合
過去の株価は,インフレ,配当,合併,買収に合わせて調整されることがあります.過去のデータを調整する方法は金融データのソースによって異なるため, データに矛盾が起る場合もあります.Mathematica 関数のFinancialDataでは,”Close”という特性は調整された値です.調整される前の終値を得るためには,代りに”RawClose”という特性を使います.
以下は,GELの終値のプロットです.
DateListPlot[FinancialData["GE", "Close", {"Jan 3rd 2000"}]]
しかし,未加工のデータを使うと,プロットは滑らかにはなりません.3対1での株式分割を行ったことが下のグラフから明らかです.
DateListPlot[FinancialData["GE", "RawClose", {"Jan 3rd 2000"}]]